今年、カナダのケベック州でも、やっとガーデニングの季節になりました。
まだ、イマイチ涼しい日が続いてて、さらに今年は雨も多くて、あまりすくすく育っているという雰囲気ではないのですが、とりあえず、ガーデニングです。
今年は野菜の種を直播き
今年は、4月~5月にかけて、イギリスと日本へ一時帰国していたので、室内でのガーデニング作業ができておりません。
野菜の種だけはあらかじめオンラインで購入していたので、それを6月にカナダに戻ってきてから、直に畑に蒔いています。
しかし…。
温度が上がらないケベックの夏ですから(本当に夏なの?)、なかなか育ちが遅いです。
ともかく、涼しいなら今のうちにということで、今年も挿し木でいろいろ増やそうとしております。
挿し木で増やす方法については、個別の植物ごとに何度か紹介してきました。
今日は、挿し木できるものとできないものがあることを書いておこうかな、と思います。
挿し木は植物を増やす方法の一つ
そもそも「挿し木」というのは、植物を増やす方法の一つです。
植物を増やす代表的な方法として、
- 種を採取して育てる
- 挿し木で増やす
- 株分けで増やす
もう少し専門的な話になりますと、このほかにも増やし方はあるようです。でも、一般的に取り組みやすいのは上の3つでしょう。
種を自家採取して育てる
種が採取できるものであれば、種から育てるのが簡単だと思います。
我が家でも種を付けている花や野菜があれば、できるだけ保管します。
種を採取して翌年種を蒔くということを人間の手によって行わずとも、植物そのものが自分で種を蒔き散らして繁殖することもあります。
挿し木で増やす
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挿し木したタイバジル |
挿し木とは、植物の若い芽や茎などを切り取って、それを土に挿し根付かせる方法です。
生命力の強い植物であれば、かなりいろいろな植物が挿し木で増やせます。
次に紹介する株分けと違って、小さな挿し穂から育てることになるため、株分けよりも時間がかかります。
でも、種から育てるよりは、成長が早いというメリットもあります。
株分けで増やす
花が終わったあとや、早春の時期など成長する前のタイミングを見計らって行います。
タイミングを間違えると弱ってしまうこともあるので、注意が必要です。
分けた株が上手く根付いてくれれば、もっとも簡単に増やすことができる方法です。
我が家でも、桔梗やアルケミラモリス、菖蒲、アイリスなど、多くの植物を株分けしています。
挿し木できるものとできないもの
先ほど、たいていの植物は挿し木で増やすことができると書きましたが、挿し木できないものや、あまり向いていないものもあります。
これまでに試してみた挿し木経験をもとに、少しお話しておきます。
ハーブ
まず、ハーブ系は挿し木で増やしやすいです。
オレガノ、タイバジル、ベトナムコリアンダー、ミント、ラベンダーなどは、毎回かなりの確率で挿し木に成功しています。
ローズマリーも挿し木で増やすことが可能です。
以下は、それぞれ挿し木したときの投稿です。
低木の花など
クレマチスやライラック、あじさいも挿し木で増やすことができます。
あじさいは、品種にもよりますがかなり成功率が高いです。
クレマチスはやや時間がかかりますが、それでも不可能ではありません。
上の投稿で挿し木したライラックはあまりうまくいかなかったのですが、ポットではなく地面に直接突き刺したライラックの枝は成長していますd。
クレマチスは100%成功するものではありません。
上の投稿の時のクレマチスは昨シーズンの終わりに定植しましたが、今年その中の1株だけなんとか元気に育っています。
ゼラニウム
我が家では毎年挿し木しています。
一カ月もすると、根付きますので、ポット上げして苗を育てます。
先の投稿でポットに移植したゼラニウムが、今年はこんなに大きくなりました。
シャクヤクは失敗
シャクヤクは挿し木できないという情報を得ていたものの、どうしても増やしたくて挑戦してみました。
案の定、失敗です。
やはり先人のいうことはおとなしく聞いておくに限ります。
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