ルピナスは数年前から増やそうとしていて、これまであまり成功していませんでした。去年やっと大量の種を自家採種できたので、今年は種から育てています。
以前ブログ記事にも書いていますが、100円均一等で売っているお茶パックを使って、ルピナスの種を蒔きました。種蒔きしたときは、お茶パックをガーデニングに使うのはとてもいいアイデアだと思ったのですが、実際にやってみると、少々不便であることが発覚。
というのも、ルピナスに限らず植物の根がお茶パックの素材と絡み合って癒着してしまうのです。中にはお茶パックを突き破って外側に根っこを伸ばしてしまう元気な種も…。
お茶パックの中で元気に育ったルピナスの芽。
こんなふうにお茶パックを突き抜けて根っこが伸びてしまっているものもあります。
そもそもルピナスは直根性といって、根っこが枝分かれせずまっすぐに伸びる性質の植物です。そのため、移植を嫌います。
移植の際に根っこを傷つけてしまうと、うまく根付かなかったり、たとえ根付いてもちゃんと花が咲かなかったりするのです。
だから、植え替えの回数はできるだけ少なくする方がいいわけですね。
種から育てる場合、種蒔きして発芽→ポット上げして育苗→定植という順で行いますが、ルピナスはこのような理由からポット上げせずにそのまま定植したいのです。
しかし、大切な根っこが癒着…
慎重に根っこを傷つけないように、外科的処置をするしかありません。
お茶パックのまま植えてしまえばいいのでは?と思う方もいるかもしれません。
私がお茶パックごと植えてしまいたくない理由は次の二つです。
- お茶パックの不織布が、将来ルピナスの成長の妨げになるかもしれない
- お茶パックが土の中で堆肥化されるのにはかなりの時間がかかりそうだから
そして、無事、定植することができました。根っこをできるだけ傷つけずに植え替えるため、不織布は少し残った部分もあります。
なにはともあれ、植え替え終了。花が咲くといいんですけどね。
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